自己をより深く知るための内省の記録
1
涼しくなり、趣味の散歩がますます楽しい季節になった。
自己の内面や外界のちょっとした変化に気づくことが増えた。そんな時はうれしい。
すごく高い志を持つ生き方よりも、日常のささやかな変化や何気ない人間との関わり合いを大切にしつつ内省する生き方が向いているように思う。
2
最近なんとなく考えることは「給付型の奨学金が増えるといいなあ」ということ。
私にできることは何かないだろうか、と考える。地道に寄付をすること。社会運動みたいなものには(私個人としては)抵抗があるのでその類は苦手かもしれない。これは、そういうのに向いている人に任せよう。(奨学金のことについて)祈ったりすることもある。やはり実効性があるのは寄付だろう。
儚い人間の一生の中で、お金の心配をせず学ぶことのできる時間を持つことのできた人間が今よりもっと増えることを願っている。
3
私はよく「人間存在の根本悪」について考えることがあるのだけれど、自分でも何を考えているのかよくわからない。
この大問題とは別個に、私は高校を中退してからというもの地道な受験勉強とか部活の訓練みたいなものをおろそかにしてきた。だから、まずはそういうことをやりたい。
「根本悪」については放っておいても考えるのだから、たまには意識して単調な暗記のルーティンとかをやってみたいのだ。
4
そんな感じ。
ここ10年で最も精神が安定している時期がやってきて自分でも驚いている。自分にできることは何かないか、と考えると「考えること」「贅沢をしすぎないこと」「謙虚であること」等々。ふとした瞬間に(いま死ぬのも悪くないのかもしれない)と思うことが増えた。つい最近まで「いま死ぬわけにはいかない」と思い悩み、不眠症だった人間と同じ思考とは到底思えない。
人間は変わるということ。